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シンポジウム情報

第43回中世土器研究会 :京都系土師器皿研究の新視点 ―土器研究の新たな可能性―

日時: 2025年12月6日(土)・7日(日)
会場: 滋賀県立大学 A7-101教室
     〒522-8533  滋賀県彦根市八坂町2500
アクセス: JR「彦根」駅 西口のりば2からから  近江鉄道・湖国バス
     〇「彦根郵便局・大藪郵便局経由県立大学」行
     もしくは
     〇「銀座街・パリヤ前経由県立大学」行 乗車約25分
     JR「南彦根」駅 西口から
     近江鉄道・湖国バス「県立大学」行 乗車約15分


内容
 平安時代後期・鎌倉時代、戦国時代のふたつの時代に、全国各地で在地の技術系譜にはない手づくねの土師器皿が突然現れる。これは京都で用いられる土師器皿を各地で模倣して生産したと理解され、京都系土師器皿と呼ばれている。近年、この京都系土師器皿について、新たな手法、視点による研究、以前はあまり研究が進んでいなかった地域、時代を対象にした研究が進んでいる。土師器皿は形態、調整の単純さ、すなわち属性の少なさから、属性分析の難しい資料である。その土師器皿研究に新たな手法、視点が芽生えてきたことには意味があるのだろうか。土師器あるいは中世土器にとどまらず、土器研究そのものの新たな可能性を考える契機にもしたい。

12月6日(土)  発表時間・演題は変更になることがあります。ご了承ください。

 [バス:県立大着13:47]
14:00~14:10 開会あいさつ・趣旨説明
14:10~15:10 基調報告  中井淳史(兵庫県立大学)
15:10~15:25 京都の土師器皿研究の現状と資料の特徴  新田和央(京都市)
15:25~15:35 休憩
15:35~16:20 3次元データを基礎とした中世土師器皿研究の多様化  舘内魁生(東北大学埋蔵文化財調査室)
16:20~17:05 土器からみた地域圏-15世紀後半~16世紀の南武蔵・下総西部を中心として-  永越信吾(葛飾区郷土と天文の博物館)
[バス:県立大発17:20]
17:30~ 懇親会  (滋賀県立大学カフェテリアを予定)
    
12月7日(日)
 [バス:県立大着9:17]
9:20 受付開始
9:35~10:20 R言語による京都系土師器皿研究  松井広信(富山県教育委員会)
10:20~11:05 土師器皿と近世武家儀礼―17世紀の東大構内遺跡出土資料を中心に―  湯沢丈(東京大学埋蔵文化財調査室)
11:05~11:50 中世山口の京都系土師器皿―その受容と展開は何を意味するか―  北島大輔(山口市教育委員会)
11:50~13:00 休憩
13:00~13:45 豊後府内の土師器皿―京都系土師器導入期の様相について―  山本尚人(大分市教育委員会)
14:00~15:40 討論
[バス:県立大発16:14・16:53]

参加費(資料代):2000円(予定)
懇親会参加費:一般4000円・学生2000円(予定)

申し込み
2025年11月28日(金)までに
① お名前、②御所属、③メールアドレス、④参加日程、⑤懇親会参加の有無
をフォーム( https://forms.office.com/r/qUaXkYqgW0 )から入力をお願いします。
※原則としてフォームからの申し込みに、申し込みを受け付けた旨のメール返信等はいたしません。申し込み後の内容変更等がありましたら、事務局までご連絡をお願いいたします。
※懇親会参加希望者は事前申し込みの徹底に御協力お願いいたします。


諸注意
・会場周辺には飲食店がほとんどありません。昼食は来場前に準備されることをお勧めいたします。
・お車での来場も可能です。その場合は、北側来客者用駐車場をご利用ください。